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よくあるご質問

よく聞かれるご質問を部位別にまとめています

耳 (みみ)

4歳の子供ですが、サ行の発音がうまくいえず、幼児ことばも気になります

ことばの発達は、人の話しを聞いて発音を学習します。しかし、ことばの音には発音しやすい音と難しい音とがあります。『サ行』、『ラ行』、『ツ』、が発音しにくい音です。サカナ→チャカナ、センセイ→テンテイ、ライオン→ダイオン、など発音しやすい音に置き換えて発音します。

これらの音がきちんと発音できるのは、6歳後半以後といわれています。

  1. 聴力が正常である。
  2. 構音器官の形態が正常である。
  3. 精神発達の状況は正常である。

これらの条件に問題が無ければ、小学校1年生くらいまでは、幼児ことばが見られても異状とはいえません。

大事なことは無理に矯正しないでください。本人はきちんと発音しているつもりです。

子供が度々中耳炎になりますが

急性中耳炎は、鼻の奥に感染した細菌やウィルスが耳管という鼻の奥と中耳をつないでいる管を通じて、中耳腔に感染した結果炎症を起こしたものです。繰り返し急性中耳炎を起こす原因として

  1. 特に3歳以下の子供は、細菌やウィルスに対する抗体を作る力が弱く、これらの異物を排除できない。
  2. 耳管を通じて、中耳腔の空気の入れ替えや異物を排除したりしていますが、この働きが悪いと、鼻の奥の細菌やウィルスが容易く中耳腔に感染しやすく、急性中耳炎を繰り替えしやすくなります。
  3. 最近、細菌が抗生物質に対して耐性ができ、薬が効きにくくなっています。
  4. 集団保育の低年齢化に伴い、乳幼児に薬が効きにくい細菌が慢性的に感染しており、いったん良くなってもすぐ再感染し繰り返します。

中耳炎になる度に鼓膜切開しますが、大丈夫でしょうか

急性中耳炎は、今までは抗生物質で治っていましたが、子供側の要因で薬だけでは治りがたく、滲出性中耳炎や癒着性中耳炎へ移行し、聴力低下や言語障害の原因にもなります。

鼓膜切開し排膿することは、最も大切な治療です。
切開した傷は、3〜7日で治りますが、2〜3日で閉じてしまうと、中耳炎が完全に治っておらず、再発したり他の中耳炎に移行したりすることが多いようです。この場合も、切開を追加することもあります。
なかには、切開した傷が残ることがありますが、中耳炎で自然に鼓膜が破れそのまま傷が残ることもあり、こういう場合、鼓膜穿孔閉鎖術を受けることで一時的な伝音性難聴は改善されます。

また、6か月に4〜6回の切開を必要とする人は、換気チュウブを切開した穴に入れて中耳炎の予防も考えます。

中耳炎をおこしている時飛行機に乗っていいでしょうか

耳管の働きが悪く、中耳腔の換気、気圧の調節も不完全で、中耳炎を益々悪くする恐れがありますので、飛行機搭乗はすすめられません。
どうしても乗らなければならない時は、鼓膜切開をしその穴から換気をさせた方がいいでしょう。

飛行機に乗る度に耳が痛くなりますが

鼓膜を境にして外耳道側と中耳腔の気圧は、地上では1気圧、760mmHgです。これを一定に保つため、耳管を通じて中耳腔と鼻の奥との間で換気が行われ、聴力の異常、耳閉感に悩まされずすみます。この換気は、あくびや唾のみでよりスムースに行われます。

しかし、鼻の病気により(炎症、ポリープ、アレルギー、腫瘍など)うまく換気ができなくなります。こういう状態で飛行機に乗ると、離陸後短時間で外界圧が0.7気圧くらいになり、中耳腔圧は1気圧、鼓膜は外耳道側へ膨らみます。この時耳痛を感じます。
下降時には、外界圧が高くなり中耳圧は相対的に陰圧になり、鼓膜は中耳腔側へ押し込まれます。再び激痛に悩まされます。耳管の機能が悪いと、あくびや唾のみしてもうまく換気できないようです。

耳の中に虫が入ったらどうしたらいいでしょうか

決して耳掻きや綿棒でとろうとしないでください。ますます虫を奥に追い込みます。

どんな虫が多いかといいますと、ゴキブリ、黄金虫、ムカデ、ダニ、蛾、アリなど経験しました。

耳元に光を当ててもほとんど出てきません。耳鼻科医院がお休みのときは、慌てずにオリーブ油かサラダ油をスプーンに移し、耳の中に注いでください。窒息させ動かなくなったら触らず一晩そのままでも大丈夫ですから、次の日に受診して下さい。
もし耳鼻咽喉科医院が診療中であれば、すぐ受診されるといいでしょう。

たとえ、鼓膜に穴があいていても、油は吸収されませんから、使用しても構いません。
油が冷えているとめまいがすることがありますが、1〜2分で止まりますので心配いりません。殺虫剤や麻酔薬などは使わないで下さい。体に吸収されます。

鼻 (はな)

子供がいつも口を開けていますが

鼻閉があると思います。

  1. 鼻腔内に異常はないか
  2. 鼻と喉との間に異常はないか
  3. 扁桃の大きさはどうか
  4. 喉頭、喉頭蓋はどうか

口呼吸により、よく上気道炎を起こしやすく、咳きもとまりにくい。
睡眠中に呼吸がとっまったりする。口臭がする。虫歯になりやすい、歯並びが悪いなど歯科の先生にも相談の必要があります。

子供がよく鼻出血をおこしますが病気でしょうか

アレルギー性鼻炎、急性鼻炎、副鼻腔炎、鼻前庭湿疹で鼻をほじる、鼻をこする、鼻を強くかむ、などで鼻出血をおこしやすく、また、鼻の中に玩具などを入れていることもあり注意が必要です。原因が明確な疾患では、

  1. 腫瘍性の病気
  2. 血管の病気
  3. 血液の病気
  4. 薬剤性によるもの

などで鼻出血をおこしますが、原因のほとんどが鼻炎、副鼻腔炎による特発性のものが80%近く占めています。しかし鼻出血ばかりでなく、口腔粘膜や歯肉や体の他の所からの出血もあれば、血液関係の検査をする必要があります。小児科への紹介も必要です。

特発性の鼻出血は、ほとんど鼻孔から1〜2cm入った鼻中隔(中央の壁)よりの出血が多く、まず出ている方の鼻翼(鼻の両側の、柔らかく膨らませる事が出来る部分)を中央の壁に向かって強く圧迫して下さい。約10分で止血出来ます。綿を鼻腔の中に鼻がふくれるぐらい詰めても止血できます。喉に流れた血液は飲み込まず舌の先でゆっくり出して下さい。頸の後ろを叩いたり、鼻骨部を摘んだりしても止血には役にたちません。

咽喉 (のど)

魚の骨がひっかかったら、ごはんの丸呑みをしたらとれますか

誤飲した魚骨は、扁桃や舌根部に刺さっていることが多いのですが、鯛の吸い物の中に入ってる顎の骨は、ほとんど食道に刺さり、ごはんの丸呑みで益々深く刺さることもあります。

簡単にとれる場合は問題ありませんが、喉を麻酔したり、全身麻酔をかけて取らなければならないとき、胃の中が空っぽになるまで時間をおかなければなりません。嘔吐により喉が詰まってしまうからです。

骨をひっかけたら、それ以上飲み食いしないで、耳鼻科医に相談して下さい。

学校で扁桃が大きいといわれた。手術が必要か

口を開け舌の中央をおしさげると、喉の奥の両側に半だ円形の形をしたものが口蓋扁桃です。

多くの原因で肥大しますが、単に大きいだけで特別症状がなければ治療の必要はありません。扁桃は呼吸器の一部でもあり、消化器の一部でもあり、呼吸障害ではいびきや睡眠無呼吸発作の原因となり、嚥下や摂食障害では、成長不良にもなりかねません。また、習慣性扁桃炎、慢性扁桃炎、病巣感染症、扁桃周囲膿瘍、などの扁桃炎にたいしては、手術の対象になります。

扁桃炎による病巣感染症とは、二次的に皮膚疾患(掌蹠膿庖症、多形滲出性紅班)、腎疾患(lgA腎症)、骨・関節疾患(胸肋鎖骨過形成、慢性関節リュウマチ)、心疾患(心筋炎、心内膜炎)が代表的な疾患です。治療として、扁桃摘出術がありますが、確実な診断基準がなく、摘出しても二次感染が必ず良くなるとは限らず、70〜80%の治癒率のようです。
従って、扁桃摘出に慎重な意見もあり、他科との有効な治療法と組み合わせて治療する必要があると思います。

アレルギー

アレルギー性鼻炎と花粉症の違いはどんなところですか

アレルギー性鼻炎は、抗原が鼻の粘膜で抗体と反応した結果、クシャミ、鼻水、鼻詰まり等の症状がでます。これらは、その人を抗原から守る反応でもあります。
抗原が入らないように鼻詰まりがおこり、鼻水で流し出し、それでも入ってきた抗原をクシャミで吹き飛ばそうとします。
個体を護る反応とは言え、アレルギー性鼻炎の方には辛いものです。

抗原となるものは、ハウスダスト、塵ダニ、花粉、カビ、動物の毛やフケなどです。花粉によっておこるアレルギー性鼻炎を花粉症ともいいます。

花粉飛散には、季節性と地域性があり、スギ花粉飛散の少ない北海道、沖縄ではスギ花粉症は少ないようです。

熊本の場合、スギ花粉の飛散時期になりますと、熊大耳鼻咽喉科を中心に各地域ごとに、スギ花粉飛散のカウントが行われその結果を新聞に掲載しています。当医院も菊池地区の担当として参加しています。

スギ飛散開始時期は、毎年2月の第1〜2週頃です。飛散数は1平方センチメートル当たり1000個以上になることも珍しくはありません。スギ花粉症の方は、初期治療(症状が出てすぐの治療)を是非お勧めいたします。ご相談ください。

2月〜6月の間は、スギ、ヒノキ、イネ科(カモガヤ)の花粉に、また、秋にはヨモギ、ブタクサ、イネ科に悩まされます。
鼻炎を放置すると、副鼻腔炎をはじめ耳、喉、気管支の病気も起こしやすくなります。

その他

甲状腺とは

診療案内・・・甲状腺について >>

子供がよくいびきをかき、時々息がとまりそうになりますが

睡眠呼吸障害の可能性がありますので、詳しい検査が必要です。原因は、アデノイド、口蓋扁桃野肥大、鼻アレルギーによる鼻閉小顎症による舌の後方への突出、肥満、副鼻腔炎などがなりえます。

症状として

  1. 寝ている時・・・いびきをかく、呼吸する時胸が陥没する、寝相が悪い、夜尿の癖、夜驚(突然目覚め怖がり、大声を上げたり泣いたりする)
  2. 起きる時・・・強制的に起こさなければ起きない、不機嫌
  3. 昼間・・・眠たがる、昼寝が長い
  4. 扁桃炎、上気道炎、中耳炎、鼻アレルギー、副鼻腔炎になりやすい、学業成績が悪くなる
  5. 乳幼児の突然死の原因とも言われています

どの部位での呼吸障害であるかを発見するための検査が必要です。鼻のレントゲン撮影、ファイバースコープによる鼻から喉の観察、睡眠検査、睡眠時いびきのひどい時のビデオによる呼吸状態のチェックも大切です。勿論、全身の検査も重要です。

睡眠時呼吸障害は、耳鼻科ばかりでなく、内科、小児科、精神科、歯科など他科にも関わりのある疾病です。